2022/06/14
「口腔機能発達不全症」ご存知ですか?
「口腔機能発達不全症」という病名をご存知でしょうか。
口腔機能とは咀嚼、嚥下、呼吸という生命の根幹をなす機能と、構音、表情を作るというコミュニケーションに関連する機能のことを言います。
それが年齢に対して正常に発達していない状態を「口腔機能発達不全症」と言います。
疫学調査によりますと3割〜5割のお子さんに見られる症状です。(出典「子どもの口腔機能を育てる本」浜野美幸著 医歯薬出版)
これほどにまで増えてきているため2018年からは「口腔機能発達不全症」という病名が付くようになり、健康保険での治療が一般的に行えるようになりました。
15歳までであれば中央区在住の場合は本人の負担は0割(無料)で治療を受けることが可能です。
例えば、指しゃぶりをしていると前歯がこのように開いてきてしまいます。
また幼少期から舌を歯の間に挟む癖がついてしまうとこのような歯並びになってしまいます。
お子さんに下記のような表情は当てはまらないでしょうか。
口腔機能発達不全症のお子さんに見受けられる主な特徴は下記の通りです。
・食べるのが遅い
・あまり咬まずに丸のみしてしまう
・指しゃぶりがやめられない
・食べる時にくちゃくちゃ音がする
・舌たらずな喋り方
・いつもポカンと口を開いている
・口呼吸をする
・表情が乏しい
早めに対策と改善に取り組めば、上記のような問題が起きる確率を下げられるだけでなく、歯並びへの悪影響もおさえられます。
気になる方はまずは一度ご相談ください。