当院の虫歯治療の特徴
痛くない麻酔
麻酔の痛みを減らすためにあらかじめ粘膜にクリーム状の表面麻酔を塗ります。
麻酔薬を痛みの出ない速度と一定の圧力で注入できるよう電動式の麻酔注射器を使用して麻酔をします。
マイクロスコープや拡大鏡を用いた精密歯科治療
当院ではより安全で質の高い治療を行うため、マイクロスコープや拡大鏡を用いて肉眼では見えないより細かなところまで拡大視野で確認しながら治療しています。
2台の顕微鏡(マイクロスコープ)による
根管治療
当院では、顕微鏡(マイクロスコープ)を使った根管治療を行なっています。根管とは、歯の中の神経(歯髄)が入っている管のことです。ここがむし歯で感染すると、残念ながら神経を取り除かなければなりません。ところが、神経は取ったものの肝心な感染が取れていない状況が頻発します。
根管はとても狭く複雑に入り組んだ形をしていて、簡単に感染を取りきることが出来ないからです。顕微鏡(マイクロスコープ)で根管内を詳細に観察することが可能になると、感染源の見落としをかなり減らすことができ、細部にまで治療が出来るようになり、治療の成功率は飛躍的に向上します。
根管治療について詳しく見る
MTAセメントを使った歯髄保存治療
歯の神経を助けることはその歯を
長持ちさせるうえで、
とても重要なことです!
適応症は神経のある虫歯です。
自発痛(何もしなくても痛む)や打診痛
(叩くと痛む)がないことが原則です。
虫歯がとても深く、神経が見えてしまっている場合、従来であれば神経を取ることになる確率がとても高かったのですが、そのような状況でも神経を助ける可能性がある治療です。
(成功率は90%と言われています)
参考:メンテナンス中の抜歯理由
(30年の集計の報告 Axeosson
P.Jスウェーデンイエテボリ大学予防歯科
教授)
歯根破折 | 62% |
---|---|
歯根吸収 | 7% |
虫歯 | 7% |
外傷 | 5% |
歯周病 | 5% |
根尖病変 | 14% |
メンテナンス中の抜歯理由として、上記のように2/3近くが歯根破折です。
根が縦に竹を割ったように割れてしまっては抜くしかありません。
なぜ神経を取らない方が安心か?
神経を取った歯の喪失リスク
コホート研究経過観察期間 平均6.7年
前歯 | 神経を取った歯は取っていない歯の 1.8倍の確率で抜歯になっている |
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臼歯 | 神経を取った歯は取っていない歯の 7.4倍の確率で抜歯になっている |
Caplan DJ:J Public Health
Dent2005;65(2):90-96
MTAセメントを使用した治療例
ラバーダム防湿
ゴムのシートに穴をあけて治療する歯に固定し、唾液が入らないように防湿することをラバーダム防湿といいます。
唾液中にはたくさんの細菌が生息しています。
治療中の細菌感染や病気の再発を防ぐために、当院では根管治療や充填処置の際にはラバーダム防湿をしてから治療を進めています。
虫歯治療の流れ
検査・診断
まず虫歯がどのくらい進行しているかを調べます。
レントゲン写真では肉眼では見えない虫歯や神経までの距離などを確認することができます。
電気歯髄診断器を使って神経の反応を診ることもあります。
虫歯の除去
虫歯検知液という感染した歯質だけが赤く染まる薬液で調べながら治療を進めます。
歯の神経をできる限り残せるように虫歯を最小限に取り除きます。
つめもの・かぶせもの
虫歯を取り除いたらそこへつめものやかぶせものをします。
保険適応のものから適応外のものまでお選びいただけます。