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2016/04/24
プラークコントロールの意義とその方法

CMでよく聞くプラークコントロールとは?

 

プラークは細菌の塊です。

一見すると、白くてネバネバしているので、単なる食べカスのよう見えますが、その中には無数の細菌が生息しているのです。例えば、ようじの先を使って、歯面からプラークを拭い取ると、その中には何百億もの細菌が検出されるのです。

 

プラークコントロールとは、このお口の中の細菌を減らす方向へ、コントロールするという広い意味を持っています。

したがって正確には、プラークコントロール=歯磨きではありません。歯磨きはあくまでプラークコントロールの一項目でしかないのです。

 

プラークは、口をゆすぐだけや、ジェット水流程度では、簡単には落ちません。

またプラークは約24時間で熟成され、虫歯への影響が始まると言われています。

そのため、最低でも1日1回はしっかりとプラークをリセットする事が大切です。

いろいろあるプラークコントロールの中でも、最も効果が高いのが、歯ブラシによるブラッシングで、プラークを機械的にこすりおとすことなのです。

 

プラークコントロールしにくいところ

 

fluorine-03

赤い部分が磨き残しやすい部分です。

歯と歯の間、歯と歯肉の境目、奥歯の溝。

ここ以外にもお口の中は個人個人違うので、例えば歯並びが悪いところ、歯が抜けてしまっているところ、被せ物が入っているところ、矯正装置の周り、生え始めた永久歯のところなどがプラークコントロールしにくいところです。

 

適切な部位を適切な方法で磨く

 

上記の通り、歯列の中には構造上、プラークが溜まりやすい場所があります。

また、個々人の歯列に応じて、ブラッシングしにくい場所もあります。

 

これらを自己流のブラッシングで綺麗に磨き上げるのは、なかなか難しいです。

 

つまり、歯磨きで大切なのは、適切な場所を適切なブラッシング法で磨くということなのです。

 

プラークのないところをいくらブラッシングしても、効率が良くありません。

磨きにくい場所にこそプラークが潜んでいますので、まずはその部位を自覚することから始めましょう。

そこで有効なのが、プラークを赤く染め出す染色剤です。

 

これであなたもプラークコントロールできる

 

プラークが熟成され、虫歯への影響が出始める前に除去する。これが基本です。

効果的にプラークを落とすために、そのままでは見えにくいプラークを赤く染め出す染色剤を使って、まずはどこが磨けていないのか、チェックしてみましょう。

 

医院でチェックした際には、記録表をお渡ししています。染色剤も販売しています。

 

プラークが見えやすくなったら、今度は色々なグッズを駆使して徹底的にプラークを除去しましょう。

デンタルフロスは、歯ブラシが入り込めない歯と歯の間などの、隙間のプラークを綺麗にこすりおとすことが出来ます。

また、つながった被せ物の下にも使えます。

 

詳しい使い方やその他グッズについては、歯科衛生士が提案、指導致します。

水天宮前歯科医院では、御自身で全体の8割以上のプラークを落とせることを目標としています。

 

そうすることで、セルフケアが確立でき、虫歯予防、歯周病予防につながると考えています。

唾液検査の一項目であるプラークの蓄積量は、あなた次第で常にリスクを低く保つことが出来ます。

効果的にプラークを除去できるように練習しましょう。

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