2017/04/13
タバコと歯周病
タバコを吸っていると歯周病になりやすい
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかるリスクは約4倍高くなります。
1日31本以上喫煙するヘビースモーカーでは非喫煙者の約6倍高くなり、1日の喫煙本数が多いほどリスクが増すことがわかります。
また禁煙をしてもすぐにリスクは消えません。
禁煙期間が長くなるほどリスクは軽減しますが3年未満の禁煙で3.22倍、11年以上の禁煙でやっと非喫煙者と同程度の1.15倍になります。
タバコを吸っていると歯周病が進行しやすい
喫煙者の歯周病は非喫煙者に比べて2倍速く進行します。
喫煙は脈管や免疫系に影響を与えます。
歯周病菌の感染に対する反応を障害して歯周病の進行を助長します。
喫煙者は口の中の清掃状態に関係なく歯周病が進行しやすく、禁煙をすると喫煙を続けた場合と比較して進行が遅くなります。
また喫煙者では歯周病の治療や外科治療の効果が20~50%程度低下することがわかっています。
受動喫煙と歯周病
喫煙の及ぼす影響は喫煙者だけではありません。
家庭や職場で受動喫煙にさらされていると歯周病にかかるリスクが1.6倍高くなります。