2017/02/21
ホワイトニングの禁忌症について
絶対的禁忌症
無カタラーゼ症
ホワイトニングには過酸化水素、過酸化尿素という薬剤を使用しています。健康な方はこれらの薬剤を誤飲してしまっても問題はありませんが、薬剤に含まれる成分を体内で分解できない無カタラーゼ症の方は、体内に成分が蓄積し重篤な口腔疾患の罹患を招く恐れがあるため、絶対的禁忌です。
相対的禁忌症
妊婦
授乳中の方
妊娠、授乳中の女性がホワイトニングをして、問題が発生したという報告はありませんが、
安全性の立証は得られていません。
未成年の方
18歳未満の場合、これから成長する歯に影響を及ぼす可能性がある為、未成年の施術には保護者の同意書は必要です。
ホワイトニングの効果が得られない歯
エナメル質・象牙質形成不全症
重度なテトラサイクリン歯
神経のない歯
歯の修復物
ホワイトニングは天然の歯にのみ効果があります。
神経をとったことによる歯の変色にはウォーキングブリーチが適応されます。
~ホワイトニングの安全性~
歯科医院で使用されるホワイトニング剤の過酸化水素の濃度は国が認可している30~50%までのものが一般的ですが、漂白剤の成分が含まれているため歯肉や歯のエナメル質への刺激が強いという性質をもっています。
高濃度の過酸化水素を誤飲した場合、消化管がやけどするなどのリスクもあります。
しかしオフィスホワイトニングでは、歯科医師、歯科衛生士によって薬剤の濃度もきちんと管理されているので安全性には十分配慮をしています。
ホームホワイトニングは、患者さんご自身での管理が必要です。歯科医師の指導のもと施術を行うことが大切です。