2016/10/27
歯科矯正が必要な理由
歯科矯正の目的
①虫歯・歯周病の予防
歯並びが悪く歯が凸凹していると、歯ブラシが難しく落とせていない場所は虫歯や歯周病のリスクが高まります。
②発音・咀嚼障害の改善
下の顎が前に出ている、前歯が出ていたり、隙間があると、発音障害が起こります。
前歯が咬み合っていない開咬の場合は前歯で物を噛み切ることができません。
③審美的改善
顔の形、口元の印象も変わると、社交的な性格になったり性格も明るくなります。
咬み合わせの改善
正しい咬み合わせとは前歯がきれいに並ぶことではなく奥歯の上下関係も重要です。
八重歯で犬歯が下の歯と噛み合っていなかったり、前歯が噛み合っていない(開咬)と奥歯に負担がかかります。
咬合障害発生の原因となり、顎関節症を惹起することが報告されています。
前歯と奥歯お互いの役割を十分に果たすことが必要です。
補綴前の矯正
歯を失ってから時間が経つと隣の歯が倒れてきたり、咬み合わせる歯が伸びてきたりし咬み合わせが変わってきてしまいます。
歯が倒れている状態のままだと、インプラントを入れるスペースがない。歯が斜めのままブリッジを入れようとすると耐える力に弱くなり、予後がよくありません。
例えば、川に架かっている橋を想像するとわかりやすいと思います。橋脚を斜めに建てることはまずないですよね?長期的安心な状態にするために行う歯科矯正も必要です。