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2016/09/01
インプラント手術の感染予防対策

インプラントとは生体の中に、チタンまたはチタン合金製の人工歯根を埋め込み、それを土台にして新しく歯を作る外科的な処置です。

抜歯のように悪いものを外に出すのではなく、異物を生体の中に入れるため高度な滅菌システムが必要になります。

 

【徹底された器具の滅菌】

当院では最高クラスの高圧蒸気滅菌器を導入しています。

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)とは、内部を高圧にすることですべての微生物を滅菌する装置のことです。治療に用いるピンセットやミラー、型取り用のトレー、手術器具などを滅菌するために使います。高圧蒸気滅菌器には性能において3つのクラスに分類されます。

 

最高基準のクラスB、その次にクラスS、クラスNの順で続きます。当院では、ヨーロッパ規格EN13060の世界最高基準クラスBの条件を満たしたメラグ社の滅菌器を導入しています。
インプラントで使う器具はすべて徹底的に滅菌しています。
インプラントに限らず、どのような歯科治療でも滅菌のレベルは口腔内の環境に大きく影響するため非常に重要です。

 

器具

滅菌器

【可能な限りディスポーザブルの使用】

 

ディスポーザブルとは使い捨てのことです。
歯科治療は出血を伴う治療が多く、使用済みの器具にはたくさんの血液や唾液が付着しています。唾液や血液に潜んでいる細菌やウイルス(HIV、B型C型肝炎ウイルス)がさまざまな治療器具を介して感染症を引き起こすことを院内感染といいます。
当院では、院内感染を防ぐため可能な限りディスポーザブルタイプを取り入れています。グローブ・コップ・エプロン・トレー等は、すべて患者さんごとにいつも新しいものを使用しています。

インプラント手術では、メスや糸、患者さんのお顔や胸元を覆うシートや術者を保護するエプロンなどもディスポーザブルのものを使用しています。また、グローブやエプロンは、一般の歯科治療で使用するディスポーザブルのものではなく、完全に滅菌された清潔なものを使用していますのでご安心下さい。

 

ディスポーザブル

 

 

【患者さんと術者の保護】

インプラント手術で滅菌された器具を使用することと同じように重要なことが、患者さんと術者の保護です。

インプラント手術中は、患者さんのお顔と胸元を滅菌されたシートで覆うことにより細菌感染から守ります。

歯科医師と歯科衛生士は完全に滅菌されたグローブ(手袋)とオペ着を着用しキャップ、マスク、ゴーグルで顔面や頭部の保護をしています。

手術1

手術2

【インプラントをお考えの方へ】

 

一般の歯科治療はもちろんのこと、インプラント手術が成功するためにも、院内の感染予防対策が非常に重要です。

たとえ手間やコストがかかっても安心して歯科治療を受けていただくためには、質の高い感染予防対策が必要だとスタッフ一同、考えております。

当院では、器具の滅菌や清潔な環境作りを徹底していますのでご安心ください。

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