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2017/11/06
その歯並び、ひょっとして舌癖が原因かも?

舌癖とは?

日常生活の中で、夢中になって本を読んだりテレビを見ているときに口をポカーンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲み込むときに舌を突き出し、歯を押すような動きをすることがあります。

 

これを舌癖と言います。 舌癖のある人は、いつも舌が口の中で低い位置や前方にあり、歯を押しています。

 

そして、飲み込むときに、さらに強い力で歯を押し出します。そのうえ唇や頬の筋肉の力が弱く、特にいつも口を開けている人は外側から歯を押さえる力がありません。

 

私たちは一日600~2000回無意識に飲み込む動作をしています。舌癖のある人は、飲み込む度に舌で歯を押していることになります。

 

そのため、出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が空いたり、上下の歯が咬み合わなくことがあります。また、話をするときには、その隙間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌たらずな発音になることもあります。

 

このように、舌癖があると歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。

 

舌癖の原因

 

原因として以下のことが考えられます。

 

① 鼻やのどの病気のため口呼吸である

(アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、蓄膿症、扁桃肥大、アデノイドなど)

② 舌の裏のひもが短い(舌小帯が短い)

③ 指しゃぶり(前歯に隙間ができ、舌が出やすくなる)

④ 遺伝

⑤ 巨大舌

⑥ 歯の早期接触、咬合干渉

 

 

 

舌癖を改善する方法

 

舌癖を直すには、舌の筋肉や口の周りの筋肉を鍛えて、舌を本来あるべき位置に戻してあげることが必要です。

 

そのために行うトレーニングをMFTと言います。

MFT(ORAL MYOFUNCTIONAL THERAPY)とは、口の周りの筋肉や舌の筋肉を鍛える口腔筋機能療法のことを言います。

 

口の周りの筋肉が弱く、筋肉のバランスが悪いと舌癖がでてしまい、上に述べたような様々な問題が引き起こされてしまいます。

 

そんなバランスが崩れた唇・頬・舌などの口腔顔面筋をトレーニングして、筋肉の不調和を整えていく療法です。 舌癖に少しでも心当たりがある方、是非一度ご相談ください。

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