2016/09/01
消毒室(インフェクションコントロール)
当院の消毒室の特徴
消毒室は診療で使用する全ての器材の洗浄、消毒、滅菌を行う場所です。
通常、滅菌消毒は患者さんの目の前では行っていないのですが、患者さまに安心して通院していただくために、当院では消毒室をガラス張りにし、いつでも中を見られるようにしました。
なかなか消毒室内を見る機会はないと思いますので、当院にお越しの際はぜひ中を覗いてみてください。
インフェクションコントロールを実践するために
インフェクションコントロール(=院内感染予防)を実践するためには、特殊な技術や知識は必要ありません。
インフェクションコントロールの基本は汚染拡大の防止です。
そのためには院内における感染源がどこにあるかを再確認することが第一です。
そのため当院では、消毒室のゾーニング(区域分け)を取り入れています。
ゾーニング(区分分けとは)
ゾーニングとは具体的に、汚染区域、洗浄区域、既滅菌区域を明確にすることを言います。
消毒室内をカラーテープで色分けすることによって、一目で感染源を知ることができ、スタッフ全員が汚染拡大の防止を意識することができます。
当院では以下のように色分けしています。
汚染区域…赤色
使用した器具、タービンなどはこの場所に一度集めます。
洗浄区域…黄色
汚れたままの器具を滅菌しても、完全に滅菌できたとはいわないのでここで一度、当器具をキレイに洗い流します。
既滅菌区域…緑色
滅菌を終えたものを置きます。
このように、赤→黄→緑の順に時計回りに導線を作ることで汚染の拡大を予防しています。
清潔で安全な歯科医療を提供するよう努めておりますので、安心して当院にお越しください。