2018/03/28
不正咬合
不正咬合の種類
歯並びや顎の大きさによって上下の歯が正常の位置でかみ合わない状態を不正咬合といいます。
不正咬合にはいくつか種類があります。
①過蓋咬合
上の前歯が下の前歯に重なるくらい深くかみ合っている状態です。
かみ合わせが深いと顎の動きが制限されてしまうため、口のまわりの筋肉の発育 に影響します。
また顎の関節にも負担がかかりやすくなります。
②交叉咬合
すれ違い咬合ともいわれる状態で、部分的に上の歯が下の歯よりも内側に交叉し ているかみ合わせの状態です。
前歯の中心のずれや顔のゆがみがみられることもあります。
不正咬合によって生じる悪影響
かみ合わせに異常があると顎の関節に負担がかかるだけでなく、顔のゆがみや身体のゆがみにもつながります。
口のまわりの筋肉は首や肩の筋肉ともつながっています。
かみ合わせに異常があるとそれらの筋肉にも影響して頭痛や肩こり、腰痛を引き起こす原因にもなります。
理想的なかみ合わせ
かみ合わせ治療は顎の位置を改善し、安定した状態にすることが目的です。
普段のかみ合う位置が安定した顎の位置とは限りません。
安定した状態のかみ合わせは顎関節がリラックスした位置にあり、顔の筋肉が強ばったりしていない状態が理想的です。
普段上下の歯がかみ合う位置を安定したかみ合わせと思っている方は多いのですが実際には歯並びや歯周病、虫歯によって噛み合わせのバランスが崩れていることが多くあります。