キシリトールとは
白樺やトウモロコシなどの樹液から抽出している、天然の甘味料です。
虫歯のきっかけとなるミュータンス菌は幼少期に唾液から感染します。たとえば、そこで一度定着したミュータンス菌は残念ながら減らすことはできません。
沢山のミュータンス菌を定着させないのがいいのですが、定着してしまった菌の活動を抑えるのがキシリトールです。
ミュータンス菌は食べ物や飲み物の糖分を代謝して、酸を作り出します。その酸によって虫歯になります。
キシリトールの糖分はミュータンス菌が代謝できない糖分なので、酸を作り出すことができないのです。
ミュータンス菌は糖の栄養がないので歯にくっつく力も弱まり、プラークもサラサラになります。
キシリトールガム・タブレットの効果的な食べ方
キシリトールガム
1.食後30分以内に1回2粒のキシリトールガムを噛む
2.1日3回〜5回を目安にガムを噛んでください
3.最初に出た唾液は飲み込まずに口の中に停滞させておくといいです
4.ガムを噛むことで唾液が出てきて抗菌作用や、中和力が高まります
キシリトールタブレット
1.食後30分以内に1回2粒のキシリトールタブレットを口に入れます
2.噛まずになくなるまで舐めてください
3.1日3回〜5回を目安にタブレットを舐めてください
歯科専売と市販のキシリトールの違い
フィンランド歯科医師会の推薦基準が次の1〜4です。
1.製品に含まれる総甘味料50%以上がキシリトールであり、その製品の総重量のほとんどがキシリトールで占められていること。
2.キシリトール以外の甘味料はソルビトール、マルチトール、マンニトールのような非酸生性のものを使用していること。
3.酸蝕症を起こす危険性のあるクエン酸のような酸を含んでいないこと。
4.隣接面PH電極を用いた口腔内での酸産生試験において、非酸産生が確認されていること。
市販のキシリトール製品は50%以下のものがほとんどで、100%配合のガムやタブレットは歯科専売です。
最近では歯科医院やインターネット・東急ハンズ・Loftでも販売されています。
キシリトール100%のガム・タブレットをお勧めします。